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子どもの忘れ物を親は届ける?届けない?見極めポイントとは?

子どもの忘れ物を親は届ける?届けない?見極めポイントとは?

男の子のお母さんなら一度は遭遇する、忘れ物問題。

あなたは、届ける派?届けない派?ですか

 

切羽詰まった状況だと、どう接したらいいんだろうって 悩みますよね。。

   

ここは自業自得だ! 責任取らせなきゃいけない!

いやいや、持って行かないと、困って可哀想でしょ〜と思うかもしれません。

  

これは、育児書によっても対応が違います。 まさに、ケースバイケース。

   

ですが、このケースバイケースが子育てをする上で、一番困るのではないでしょうか?

   

届けるのがいいのか?

届けなくていいのか?

 

何を基準に、どう判断すればいいのか?

 

これが知りたい〜と言う方は、結局「自分の考える基準」が定まっていない、いつも迷ってしまうのだと思います。


  届けることがスンナリできるのなら、届けてあげてOK

忘れ物を届けるか?届けないか?


届けたら「甘やかし」になり子どもにとって悪影響になってしまうのではないか?そう思うと躊躇しますよね。


親業訓練では、この時の自分の判断基準について徹底的に考えます。


「親が困っているのか?イヤなのか?」はとても大事なポイントなのですが、ここでは「親が忘れ物をスンナリ届けてあげられるか?」で考えてみるといいと思います。

 

子どもが困っている時、もし、あなたが助けてあげたいなと心から思うなら、その純粋な気持ちで届けてあげていいと思います。相手が望んでいる事だからです。

 

子育ての自立をめざすときに、子どもから頼まれたことを一切やらない、突き放した方が自立するのでは?と考える人もいるかもしれません。でも、困っている時に助けてくれた経験って、すごく嬉しくて一生の宝物みたいになることもあるんじゃないかな。


でも、こういうちょっとした「迷い」が、子育てにはつきものですよね。


どう考えると、子どもの成長にとって効果的なのか?ここを考えるからこそ、親は迷うのだと思います。

子育ては操作的に考えるよりシンプル思考でOK  

 子どもの「忘れっぽさ」を直そうと、親が子どもに頼まれても持って行かない場合があります。ですが、親が本当は助けてあげたいのなら、シンプルに依頼は受けても大丈夫です。


子どもが困っていたら、シンプルに応えてOK!

  

これ、覚えておいてくださいね。

 

一見するととても簡単なことですが、実際には途方もなくムツカシク感じる時があるのが現代の子育てですね。

 

「子育てはもっとシンプルでいいんだ〜」と、実際にあれこれ試してきて失敗も体験したからこそ、実感しています。

  

もちろん「忘れ物をしたのは子どもなのだから、そうスンナリとは届けられないわ」という時、 子どもが忘れ物をしたら子どもの責任なので、親としては「断る」のもありです。

  • 忘れ物って、そもそも親が持って行くの?

  • 届けるなんて、考えもしなかった

  • すべて、経験

  • 過保護じゃん〜

  • イヤだ。届ける気がしない。

  • 本人の問題

  • これは、自業自得だ

  • わたしだって、親から届けてもらったことがない。

  • 子どもが頭を打って痛い目に遭うチャンス

そんな方は、ムリに届けなくても全然、大丈夫。そして、子どもに忘れ物をした体験をしてもらいましょう(笑)

 

忘れ物を届けない派に大切なコトは、お母さんが「忘れ物を届けない事の罪悪感」「いいわけ」をしないことです。

 

忘れ物をしても、子どもは案外と何とかするものですよ。

   

他のクラスの子の体操服を借りる。

隣の子の絵の具を使わせてもらう。

給食の予備のお箸を借りて、倍返しにする。

放課後、取りに帰ってくる。

先生に一日待ってくれるように懇願する。

 

(すべて我が家の子どもの例です・・)

  

 忘れ物をしないに越したことはないと思いますが、忘れ物をしても、何とかするバイタリティも、楽しい。そして何よりも、 自分で忘れ物をしないようにしよう、 という気持ちを育てやすいと思います。

   

本当に大切なものは、忘れません。 

  

我が家の息子は手にマジックで書いたりして忘れ物をしない工夫をしていました。

  

何と言っても忘れ物は本人の問題です。

 

届けない派の人は、何も言わないで(もちろん責めないで)存分に恥ずかしさや困った感を体験させてあげてください。

   

ホントは子どもの忘れ物なんて放っておきたいけど、他人の目が気になるって人は、、

さて、子どもが忘れ物をしたと知り、なんかモヤモヤして、放っておけない・・・。

他の人に迷惑をかけるかもしれないので気になる。

親がちゃんとしていないと何と思われるか、不安。

  

こんな時、即ち、あなたが放っておくことができない時は、どうするか?

 

これが一番悩むところだと思います。

 

私は忘れ物には基本スルーでしたが、時々無性に気になる時がありました。子どもが元気がない時とか、忘れ物の「種類」にも、その時の体調・気分にもよります。

 

これも、皆さんそれぞれの考え方によって変わりますが、それを決めるのは親。

 

どっちでも大丈夫ですが、ただし、もし持っていくことにするとしたら、あなたが「自分の問題」として、持って行っていくことが断然おすすめです。

 

「子どもの為に」忘れ物を届けるのではないのです。

「自分の為に」忘れ物を届ける、という考え方です。

 

 忘れ物の考え方も時代と共に変化している

 私の子どもの時は、忘れ物をすると、うちに取りに帰らされました。でも現代では、忘れ物をしても 防犯上家に取りに戻ったりさせませんね。

  

以前、息子が月曜日に給食エプロンを持っていくのを忘れていたことに気づき、次の当番の人に迷惑をかけるんじゃないかと、慌てて持って行ったことがありました。

 

でもね、ちゃんと予備のエプロンが用意されていましたよ。


わざわざ持って行かなくても全然よかったし、クラス中の注目を浴びて、息子は迷惑顔でした。

 

せっかく届けた給食エプロンなのに、大して困っていなかったので、ガッカリ(泣)しかも、息子から「持ってきて」と依頼されたわけではありませんから、私の疲労感はハンパなく、、

 

でも、私が勝手に持って行ったのですからね、仕方ないな。子どもの立場に立つと、授業中に急に窓の外に現れた母親の方が迷惑でビックリしたのかな?

 

そう考えて、自分を慰めました(笑)

  

子どものピンチの時には心からの感謝の気持ちが生まれやすい

  ここで、つい言ってしまいがちなコトバ。。

 

「忙しいのに、忘れ物をして」

「お母さんがいなかったら、どうなったと思ってるの?」

「あなたのために持ってきてあげたんだから、お礼を言いなさい」

 

などですよね。一見「しつけ」のようですが、彼らにとっては「自分を責められるコトバ」になっている場合が多いです。

 

責めると、感謝の心は育ちません。すると、せっかくのお母さんの思いやりが水の泡です・・・

 

「忙しいのに」と言うんだったら、そもそも、届けに行かなければいいんです。

 

よく「お母さんがいなかったらどうなると思ってんの?」って言いますが、

 いてるやん(←つっこみ)

 

 「あなたのために、、」って、

頼んでないし。(←つっこみ×2)

 

もしも、、、なんて、仮想の話で教えるなんて、ムダです。


男の子が学ぶのは、体験のみ。

  

あなたが買い物に財布を忘れてどうしようかと困っている時、旦那様がそっと一言の文句も言わずに届けてくれたら、どんなに嬉しく思うでしょうか。 

   

 子ども自身が忘れ物をしたくない!しないようにしよう!と思うために

子どもが忘れ物をした時、その経験を通して感じてほしいのは「もう、忘れ物をしないようにしよう!!」と心から思う事です。

 

そして、 

お母さんに持ってきてもらって、助かったな。

お母さんの用事を増やして、悪いことをしたな。

 

なーんて、感謝の心も持ってもらいたいですね。

 

でも、こころは強制できません

 

なので、子どもが自然にそう思うように親であるわたしがどう接するのが効果的でしょうか?

 

子どもが困っているか?

その時、あなたはどうしたいか?


こういうことが自然にできたことが、親業を学んでいたことがよかったことですね。
 

そこが基本ですよ。

  

どうしてもイライラしてしまう時

子どもが忘れ物をすると、どうしてもイライラしてしまう方

  

まずは、イライラする自分の気持ちを否定せずにいることもとても大切なコトです。

 

その上で、なぜ困るのか?どうしてイヤなのか?その気持ちも丁寧に考えていきます。


イライラする自分を責めても、子どもを責めても事態は改善しません。

 

忘れ物があってもお母さんが心から笑っていれば、子どもは冷静になり自分で考えて解決策を出していきますよ。

 

イライラする方こそ、イライラしてる自分を責めずに、心理学に基づく親の関わり方を習うことをおすすめしたいです。 

 

【子育てのイライラで困ってる人へ参考記事】

悩んでもムダなところで悩んでない?ポイントがズレやすい悩みとは

子どもをガミガミ叱ってばかりで自己嫌悪に陥っているあなたへ伝えたいコト


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