試合当日に寝坊する息子にどうする?
高校生って、まだ一人前の大人でもなく、かといって、子ども扱いもできないし、そして、まだまだ行動はとてつもなく無責任ですよね💦💦
なんで????
ね・ぼ・うですか???
もうね~、寝坊なんて、生活のごくごく基本的なことですよ。
マジメ女子の想像をはるかに超えてくるのは、さすが男子???ありえないことです。
我が家では、な、な、なんと、高校の卓球部に所属していた息子が、試合の当日に寝坊した事がありました!!!
(←試合の当日って、私的にはありえません〜〜)
この、ビックリするような事件が起こった時こそ、実は親が子どもに試される時。
非常事態で頭が真っ白になった時は、実は、母親としての学びが深まる時なんじゃないかと思います
(←今でこそ言える?笑)
ええっやば〜
焦る息子。
「どうしよう〜」
わ〜💦💦
こんな時、どうしたらいいの????
子どもを助けるべきか、助けないべきかで揺れる
夫は、息子に何一つ愚痴を言わずに、試合会場である神戸市の総合体育館(うちから車で1時間強くらい)まで車をすっとばして送っていきました。
私は、ここはもう「余計な一言」は言わないように(←かなり意識してたけど)、息子と夫を送り出しました。
夫の態度のお陰で、私は「何とか試合時間に間に合いますように」と、祈る気持ちでいることができました。
そして間に合ったと連絡をもらい、ホッとしました。
やれやれ・・
この時の夫は、自分が「助ける」か「助けない」かなんて迷わず、「助ける」の一択だったみたい。
どうするかなんて悩まず、自らの意志で愚痴のひとつも言わずに、ただ急いで車を走らせることができるのは、親として見習いたい姿勢でした。
その一方で
など、、もしかしたら思うかもしれませんね。
こういう考え方も確かに一理あると思います。っていうか、以前の私ならそう思っていたと思う。
あなたはどう思いますか?
高校生の「寝坊」に親はどう対処すべきか?
講座をしていると、時々「子どもが寝坊したり朝起きないんですが親としてどうしたらいいですか?」という話はよく出ます。
これは、一つの正解などはなく、その人や子ども、時の状況などによっても変わってくることです。なので、その状況で「どうするか?」を自分や子どもと向き合って自分で「ベストな方法」を選んでいくんですね。
起こすのか?
それで、
「昨日、何時に寝たの?もう、アホヤなあ」
「スマホばっかりやってるから、寝坊するんとちゃうの〜」
「お母さんは知らん」
なんて、責めたり、怒ったり しそうになるんですよね。。
でね、なぜ、責めたり怒ったりしそうになるのか?
というと、そんな時に私が彼らを放ってはおけないからなのです。
このままだと、子どもは困る
かなり困る
どうしよう?
どうしたい?
ああ、私、
子どもを助けてあげたいんだ
そうです。本当は責めたくない。助けてあげたい。そう気づいたわたし。
どうせ 助けてあげるなら、
責めた後で、助けてあげるより、
何も言わずに 助けてあげたい
ホントにね、
寝坊をして、
お父さんに送ってもらって、
悪かったな。
助かったな。
本当にありがとう・・・
まあ、こんな風に都合よく思うとは限りませんが(笑)、でも、子ども自身がそのように心で感じることが、彼らの心を育てる事に繋がると思うのです。
そして、もし、子どもを送っていくことが出来ないときも、子どもを責める必要なんてありませんよね。
その時こそ、何も言わずに「子どもの責任」として自分が報いを受けるんだなと思えばいいこと。
もともと、寝坊した子どもの責任ですから、それだけのことです。
ま、この考え方が自分の中に馴染んでくるまでは、かなりの「揺れ」を経験しましたが、
意識しながら、
経験を重ねることで、
子どもの成長と自分の成長に良い方向に向かっているんだという確信がもて、子育てがどんどんラクになっていったような気がします。
困っているのは誰? 自分はどうする?
親業では 「問題の所有者」という考え方をとても大切にして 親と子を明確に分けることを意識します。
子どもが困っているのを見ると、 親が一緒に困ってしまうことがありますが、 それでは 物理的には助けてあげられるかもしれませんが、子どもの自尊心を傷つけてしまったり、自立心が育たない恐れがあります。
こういう時こそ 冷静に、本当に子どもの成長を促す方法をしたい!
子どもは、 ひとつひとつの人生の経験を学びに変えることができます。転んでもタダでは起きないって 私はスキなんだなあ〜
ところで、うちの夫はこう言う関わり方がスッとできる人です。
もともとの、考え方が私とは全く違うんですね。(ちょっとのろけ(笑))
でも、幼少期に親から怒られて育ったわたしは、夫とは違って子どもを責めるコトバは いっぱ〜い知っていて、もうね、口が覚えてて(笑)、頭より先に、口から出ちゃうレベル。
なので、意識的にコトバの習慣を変えたいと思い、学ぶ選択をしたのです。
だって、もったいないと思うんですね。
子どもに伝えたいのは、
「子どもを責めたいわたし」 ではなく、
「子どもを応援したいわたし」 なんですから。