おかん塾の親業訓練講座には、
不登校児の親や、五月雨登校の子どもの親だけでなく、進学校に通う親もご参加されます。
進学校に通っている!と聞くだけで、
「羨ましい~」「そんなん悩みに入らへん~」なんて、言われることもあるかもしれませんが、親としては深刻です。
ある日突然、パタンとやる気がなくなり、心の不安定さに本人が戸惑う時、
親としても、何と言っていいのやらわからない、という方も。
ちなみに、進学校に通う子どものあるあるとしては、
受験のプレッシャーに押し潰されているのか、
身動きがとれなくなった、
学校に行きにくくなる、
勉強が手につかなくなる、など。
具体的には、
スマホを隠し持ち、部屋にバリケードをはった
頭から布団をかぶって、部屋から出てこない、
電車に乗っても、停車駅で降りず、ずーーーっと乗りっぱなし、
など。
これらは全て子どもからのSOSと言えるかもしれません。親も子どもの異変を感じて、すぐにカウンセリングや心療内科などに連絡をとられる方もおられます。
ただ、思春期内科は、今、予約を取るのがとても難しいと、それも受講生の方が教えてくれました。
「そっとしてあげてください」と言われて「頑張る」けど、「いつまでそっとしていたらいいの?」と不安になってくる。
あるいは、そっとしてるつもり。(でも子供からはうっとおしがられる)
アタマではわかっていても、カラダがついていかない。これが母親の葛藤ですね。
思えば思うほど、苦しくなる、みたいな状態になる方もおられます。
それ、大人も子供も同じなのかもしれませんね。。
こんな時も、おかん塾では根本解決をめざしていきますよ。
今回は、まだ子どものちょっとした違和感を感じた時に、頭にとどめて欲しいことを書きますね。
心を大切にするという事
「学校に行きたくない」
と言われたら、どうしますか?
「じゃあどうするの?今日は休む?明日は行く???」「じゃあ、行かなくていいんじゃない」「ムリに行く必要なんてないよ」
などなど、親がなんとか「早期解決」しようとするケースは少なくないと思います。
最近は情報も溢れています。
でも、ここは「解決を急がない」でほしい。
よく聞いてあげてくださいね。
「学校に行きたくない」と言っているだけですが、「学校に行かない」とは言っていません。
ここを、注意深く聞き取って欲しいです。
「行きたくない」という感情に焦点を当てる
例えば、
「勉強したくない」と「勉強しない」は同じでしょうか?
「学校に行きたくない」と「学校に行かない」は同じでしょうか?
少し違いますね。
わかりますか?
「仕事に行きたくない」と「仕事に行かない」も違いますね。
わたしたちも、メンドクサイ ツライ と思いながら、晩ご飯をつくったり、仕事に行く事は、ありませんか?
「晩ご飯 作りたくない」は「感情」で
「晩ご飯 つくらない」は「行動の意志」です
まず、ここをとらえることができると、見え方が違ってくるかもしれません。
「学校に行きたくない」=「学校に行かない」に自動的に考えていませんか?
子どもの「心」に注目していると、この「思い込み」は防げるのではないかな、と思います。
感情はコントロールできない
感情と行動をごっちゃにして考えてしまうと、
子どもは「やりたくない」と言っただけで、親が「やらなくていい」を結論付けてしまいます。
子どもに「やりたくない」と言われた時、親としてどう関わるか?
まかり通らせているのは、もしかしたら、親の方なのかもしれません。
本当の問題は未解決のままになる
親は、子どもの「勉強したくない」「学校に行きたくない」と聞くと、
親の方が焦ってしまい、早めに状況を解決しなくちゃと思う気持ちは、十分に理解できます。
ただ、ここが、立ち止まって考えて欲しいところです。
「勉強したくない」いう気持ちや、
「学校に行きたくない」という気持ちだけを何とかしようとして、親が解決しようとしても、状況は何も変わっていない事も多いです。
親にしてみると、100歩譲って、「学校には行かなくていい」と許可を与えていても、
それは、例え学校には行かなくても、親が子どもの環境について判断、指示している状況であることが、変わっていないからです。
自分の人生を生きるという事
子どもの心の葛藤は、親や世間の評価基準に沿った人生へのSOSだと思います。
私には、彼らは自分の人生の所有権をとりもどすために戦っている、と見えるのです。
親が問題を先取りしていると、自分で考えて納得することができません。
ここが腑に落ちると、子育てはガラリと変わってくると思います。
これは人間の心の成長において、欠かせない根本的な原理だと思います。