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将来のことを考えるとなぜか急に落ち込む「未来の不安」をどうする?

将来のことを考えるとなぜか急に落ち込む「未来の不安」をどうする?
フッと将来について考えると、
不安で不安でたまらなくなる―
怖くて怖くて胸が震える――

マジメで責任感の強い母親ほど、一度くらいはこんな経験があるかもしれません。

「わかる!」
「私もよ〜」
「親なんてみんなそんなものよ」
「ねえ。イライラしちゃうよね〜」

などなど、「その場しのぎ」でいいから、とにかく「慰めて欲しい」と思う事も、きっとあると思います。って言うか、私はありました。

その一方で、イライラ苦しく、悩みまくり、でも、どうにもできずにホンキで苦しい時、

「わかるよ」「そのうち何とかなるわ」「そんなものよ」なんて言われても、苦しさが止まらない、薄っぺらく感じる時はありませんか?
(←これも私はありました)

この自己矛盾(-_-;)

私は、誰かに慰めて欲しいのだけれど、安易に慰められたくないという、なんともややこしい自分がいて、モヤモヤイライラしていたのだと当時を振り返って思います(-_-;)

こういう時のおすすめは、「誰かに頼んで話を聞いてもらうこと」です。夫、兄弟、親、親戚、友達、などなど、あなたが心から信頼できる人にキチンと「ちょっと辛いんだけど、話をきいてくれる?」と、お願いしてみるのがお勧めです。

その時「何も言わないで、いいから、ただただ聞いてね」と言っておくとよいかもしれません。この一言がないと、相手は良かれと思ってアレコレとアドバイスの言葉をさがしてくれるから。

だけど、そんな「その場しのぎ」や「慰め」が欲しいのでなく、イライラする自分がどうしたら根本解決できるかなーって、マジで悩んでる人へ(T_T)、私の感じてきたイライラについて対処法を紹介します。

 

何が悪いの?悪者探しではイライラは解消しない

 

子どもの事が心配になり、次々と自分の中から溢れる小言に辟易する。


これは、きっとあなたや私だけではないと思います。


例えば、この受講生の方も、ポロッと打ち明けてこられました。

子どもの事が心配で、次々と自分の中から小言が出てしまうのです。その度に子どもを傷つけてしまいます。子どもにアレコレ言っても意味がないってわかってるんです。それはわかってる。わかってるはずなのに、こんなに小言がでるなんて。もしかして私は、子どもの個性を受け容れているつもりだけれど、本当は受け容れていないのではないのでしょうか?そんな風に思うんです

頭では、子どもの事の理解して、寄り添ってあげようと思うのだけれど、自分の胸がザワザワしてアレコレ小言を言う時、

  • 本当は、子どもを受け容れていない、否定しているのではないか?
  • 母親としての愛情が欠乏しているのではないか???? 

 等、私たちは何が悪かったんだろうと、原因や悪者探しをしてしまいます。


これは、「子どもを責める」ことを止めると、自動的にこの状況を招いた「自分を責める」ってことになるヤツですね。それも自動的に(笑)


苦しい時、「あれかこれか」の悪者探しの思考になってることが多いのですね。原因がハッキリすることで、モヤモヤがスッキリすることもありますから。

 

でも、それでは根本解決しないのが、親子関係なのです。

 

 親が正しいか?子どもが正しいか?を争いたくはないんだってこと。

 

ここを思い出しましょう!


気をつけないと、つい、どっちが正しいか?どっちが悪いか?の悪者探しになっちゃいますからね〜

 

 私たちは、自分の気持ちがイライラするとき、誰かを責めたり悪者探しをしたいわけではないはずです。


イライラを否定するのはやめよう

 

そうはいっても「悪者探し」の世界に住んでいた私にとって、沁みついている長年のクセはなかなか失くせませんでした。


そんな時は、

 「なぜ、これほどあれこれ言いたくなるのか?」

 

あれかこれかの思考でなく、問題の根本解決を探すためには、まずは自分の感情に焦点を当てることはとても大切なことです。


そこはかなり意識が必要。

 

そして、自分の中のドロッとしたブラック120%の感情を、認めます。


ブラックな感情は、抹殺するのではなくて、まずは「ある」ことを認めること。そこから始めなければ、人間関係の根本的な解決は望めないのです。

 

そして、私が行きついたイライラの「ファイナルアンサー」はこちら!


親は、子どもが自分と違うことを受け容れることができないわけではなくて、子どもの将来が、ただ単に知らないから不安なだけだと気づいたんです!


 

自分と違うから、わからないから不安になる

 

「自分と同様のレベル・ものさし・社会・価値観」で生きるのなら、なんとなく想像はできる。

イメージし易いです。➡ なので安心

 

  

「自分と違う価値観」は、全く未知の世界。どんな苦悩や困難、災難が待っているのか。全く予想できない。子どもはそこで潰されないか?耐えられるのか? 

➡ ああ、不安

 

だから、その不安を少なくするためにも、なるべくなら自分の知っている世界で生きて欲しいと願うのではないか、と、そう思うのです。


未知の世界はどうなるかわからないし、だからすごく不安を感じただけだったのです。 

 

その証拠にね、子どもの将来が絶対に最後は超HAPPYになると保証されているなら、そんなにイライラしなくても安心していられるのかな、と思います。


水戸黄門を観るように(笑)←古い?


最後はぜったいに子どもが笑顔になる!そうなるに決まっている!


そんな風に考えてみると、自分の中にあるモヤモヤが、ス~~っとなくなっていきました。

そう考えてみることで私自身がすごく納得できたんですよね。

  

自分の不安をなくすためにガミガミしていないか


あなたは、どうですか?


ちょっと考えてみてね。 


  • ガミガミ小言を言いたくなるのは、あなたが子どもの将来に何か「不安」に感じる「タネ」のようなことを、無くしておきたいからではないでしょうか?
  • それとも、そうではなくて、親として、何か伝えておきたいことがあるのですか?

それもあるかもしれませんね。そんな時は子供に「伝わった」という確証が得たくなってガミガミ言ってしまうかもしれませんね。

 

イライラ・ガミガミしてしまう時に、子どもを変えようとするのではなく、自分の言い方や接し方を変えたいと思う時、受容できない自分にフォーカスするのではなくて、受容できない事柄を見極めて、

 

どう感じるのか?どんな不安があるのか?

 

そこにフォーカスしてみることがおすすめです。

 

何かあるはずです。

  

これって、親業のわたしメッセージの文法通りにつくっていくと、たどり着けることですよ。その時、自分の感じている「感情さん」をダメだと思わないでOKを出してね。

 

「不安」を受容して、明らかにするのです。

 

先のことは誰にもわかりません。

 

子どもへの不安と、どう折り合いをつかるのか、これは、あなたの問題です。

 

私がいつも自分が不安になる時に意識して思っていたことですが、


私が不安になる事で、子どもに「自分の将来は不安だと教える」ことをしたくないな〜ということです。

 

子どもの柔らかい脳に、そんなことをインプットしたくないですよね。

 

そのために、私は自分のイライラについて持ち越さずに頑張って考え抜いてきたんですね。(←自分を褒める(笑))


 

不安を解消するために将来を見据えて今どう関わるか?

 

将来何があるのか?先行きがわからないことの「不安」は、だれも無くすことができません。

 

じゃあ、どうするか?となりますよね。


私は子どもの将来のために「将来にわたって安全なレールを用意する」のではなく、どんな環境でも行ける「サバイバル型4WDエンジン搭載」をやっていこうと思いました。


自らにふりかかる危険もいち早く察知して、よいように判断して、自分の思う人生をたぐり寄せていけるように!

このためのトレーニングができるのが親業訓練です。他のほとんどの子育て論は、子どもを親とは対立しない子に育てる方法ですが、 親業は、子どもとの対立を平和に解決する方法を考えます。

 

これって、対人能力を鍛えることになるんですよ!

 

先行き何があるかわからないのが人生です。

 

不安だけど、不安だからこそ、私が我が子に持たせたいものは、自分は誰かに劣っている存在ではないと思える自尊心と、誰とでも対等に渡り合っていけるコミュニケーション能力です。


学歴も、あったほうがイイとは思いますけどね。


でも、それよりも大事なものは「自分が好き」で「自分の人生はHAPPYだと信じられる」そんな力だと思うのです。


私は、自分の不安な自分とつき合いながら、「前に進みたい」と思いました。


  

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